KEVI chair 1958

Chair

KEVI chair は、1958年にデンマークの建築家 Jorgen Resmussen (ヨルゲン・ラスムセン) によってデザインされた、合板製のキャスター付き昇降式チェアです。シンプルなデザインですが、体にフィットするように調節できるバックレストや、当時では画期的なツインホイールキャスターを備えるなど機能面も充実しています。

キャスター付き昇降式チェアは、オフィス家具の定番として、事務機器メーカーもさまざま制作していますが、KEVI chair が原点です。ノックダウン製品として提供されます。この椅子は、ぼくが大高建築設計事務所で使っていた椅子です。

大高事務所では、自分の椅子を選んで、自分で組み立てて使っていました。当時からクッションタイプのモデルもありましたが、修行僧の気分だったぼくは、板座のタイプにしました。エスキスの時は、所員は製図台から席を外して立ちます。代わりにボスの大高さんがこの椅子に座ります。「いい椅子だ」と言ってました。

今の KEVI chair もツインホイールキャスターですが、キャスターが5個になっていました。5個キャスターは、オフィス家具の定番です。トラッド感が無くなった感じがして残念です。

タイトルとURLをコピーしました