ロサンゼルス現代美術館(Museum of Contemporary Art, Los Angeles、通称MOCA)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州・ロサンゼルス市にある、近現代美術専門の美術館で、ダウンタウンのグランド通り(Grand Avnenue)にある本館のほか、リトル・トーキョーで仮設の形をとっている「ゲフィン・コンテンポラリー・アット・MOCA」(旧「テンポラリー・コンテンポラリー」)。ウェスト・ハリウッドにある「パシフィック・デザイン・センター」の3箇所の施設があります。
1979年に当時の市長トム・ブラッドレーや慈善家のマーシア・シモン・ワイズマン、市会議員ジョエル・ワックスの発案により現代美術館創設の計画が持ち上がり、同年、美術館設立準備委員会が設置され、1983年には建築家フランク・ゲーリー設計の「テンポラリー・コンテンポラリー」(現「ゲフィン・コンテンポラリー」)がオープンしています。1988年、建築家磯崎新による新館が完成して、MOCAが本格的にオープンしました。
磯崎新は、LAの陽ざしに映えるという理由から赤いインド砂岩を採用しましたが、赤いインド砂岩は解体された西日本シティ銀行(博多駅前 旧福岡相互銀行)でも採用したもので、福岡での材用の理由は「街に色がないから」というものでした。
ストライプの入っている壁は、増築部分で、手に入ったインド砂岩の色が既存棟のものと異なったためのデザインだと言われています。