リチャード・ジョセフ・ノイトラ（Richard Joseph Neutra、1892年4月8日 – 1970年4月16日）は20世紀中頃に活躍したオーストリアのユダヤ系ドイツ人のアメリカの建築家。ドイツ語読みではリヒャルト・ヨーゼフ・ノイトラ。
1923年、アメリカに移住し、1929年帰化。ノイトラは、タリアセンのフランク・ロイド・ライトの元で働いた後、大学時代からの親しい友人であるルドルフ・シンドラーの誘いを受け、カリフォルニア州のシンドラー邸で生活、仕事を共にする。その後、ロサンゼルスにて、妻、ディオーネと共同で事務所を開く。ノイトラは、ライトの影響から脱却し、白い無装飾な直角の箱とでも表現すべき、ヨーロッパのモダニズムを受け継いだ作風へと向かう。1932年のニューヨーク近代美術館における「国際現代建築展」にも選ばれ、参加している。また、A&A（Arts & Architecture）誌の企画によるケース・スタディ・ハウスにも参加し、No.6（施工されず）、No.20を手掛けている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/リチャード・ノイトラ
ローヴェルという医師兼、自然療法医のために建てられたこの家は、西洋建築史上、インターナショナルスタイルのモダニズム住居として有名な、リチャード・ノイトラの初期の代表作です。
この建築は、ノイトラのキャリアのターニングポイントでした。これは、米国で最初の吹き付けコンクリートと利用した鉄骨造家屋として説明されています。ノイトラは、シカゴのHolabird＆Rocheと仕事をしていたときに、この鉄骨構造に精通したそうです。
家はインターナショナルスタイルの原則に従っています。本質的には、工業生産の材料を使用した住宅建築、インテリアは、透明性、衛生性に対するノイトラの強い関心を反映しています。窓サッシュの繰り返し使用も特徴的です。ノイトラは、メインの階段吹き抜けにフォードのモデルAヘッドライトを設置しており、これも工業製品の材料への関心を示しています。
https://sumukoto.com/architect-richard-neutra/
ローヴェル邸は、1971年にロサンゼルスの登録歴史建築に追加されました。
