Bündner Kunstmuseum 1990

Architecture

クールにあるグラウビュンデン州立美術館は、元からあった重要文化財の建物を改修し、1990年に美術館としてオープンしました。本館と別館の渡り廊下をズントーが設計しました。2016年に新館が竣工し、この廊下は撤去されているそうです。Google Earth で見てみました。何事もなかったように渡り廊下は消えています。

クールにある「ビュンドナー美術館(グラウビュンデン州立美術館)Bündner Kunstmuseums」は、セガンティーニ、ジャコメッティ、ホドラー、キルヒナーなどグラウビュンデン州にゆかりのある芸術家を中心に、18世紀から現代まで約8000点のコレクションを誇るスイス屈指の美術館として知られています。2014年から展示スペースの拡張工事のため閉館していましたが、新館が完成し、2016年6月25日から装いも新たにリニューアル・オープンの予定です。 ネオクラシック様式の荘厳なファサード(正面)が印象的な本館は、重要文化財でもある19世紀の建物「ヴィラ・プランタ Villa Planta」。1960年代に老朽化のため解体の危機がありましたが、国際的に有名なペーター・ツントー(ピーター・ズントー)を含む建築家たちで検討され、3年間の修復工事のうえ歴史的な建物は残され、新建築で一部拡張して1990年にオープンしました。 そして再びさらなる拡張のための新館設立が決定。今回のデザインを担当したのは、バルセロナを拠点にする「バロッツィ・ヴェイガ Barozzi & Veiga」。2015年度のミース・ファン・デル・ローエ賞2015を受賞した注目の建築チームです。完成した近代的な白い巨大キューブのような新館は、クラシックで重厚な本館とは対照的。新しい建築として早くも話題になっています。 今まで以上に展示スペースも増え、膨大なコレクションの中から常設展だけでなく意欲的な企画展も予定されています。歴史的な本館、ペーター・ツントー(ピーター・ズントー)らが手がけた1990年の拡張部分、そして今回の新館と、さまざまなスタイルが楽しめる建築作品としても注目です。

https://www.myswitzerland.com/ja/planning/about-switzerland/news/br-625/

ズント―が仮設で架けた「渡り廊下」は木造でした。階高の違いから、なるようになっているデザインですが、いろいろなことを思います。雨樋がど真ん中に付けらています。仮設の排水処理を考えると既存建物に負荷をかけることがないので合理的だと思います。

別々に揺れる建物を無理やりつなぐと接続部は壊れてしまします。雨が洩らないようにィクスパンションジョイントを廻すと、つなぎ目がイモっぽくデブになってしまします。正解は、二つの建物の間に、独立した構造で橋を建てて、それぞれの建物との隙間を、ねちゃねちゃしたもので塞ぐ…ということでしょうか。

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