キラウエア 2018Log

sightseeing

標高が低く、歴史上その火山活動がマウナ・ロア山の活動期と重なっていたために、かつてキラウエアは、隣にある巨大なマウナ・ロア山に付随する火山だと考えられていました。しかし、構造上キラウエア火山には、かなり最近になって形成されたと考えられる頂上付近の大きなカルデラと、それぞれ東に125kmと西に35km延びている2つの活動的なリフト・ゾーンがあり、さらに、深さが不明の活断層が年間平均で2mmから20mm程度、垂直に移動していると言われています。

穏やかな噴火で知られるキラウエアですが、1983年以来、ほぼ連続的に噴火し続けており、溶岩流の向かう方向によっては、溶岩が集落を飲み込み壊滅させることもあります。1990年にカラパナ、2018年にカポホの集落が溶岩流によって消滅しました。この2018年の噴火で溶岩の流出は停止しています。

溶岩に分断された道は、[DEAD END」となって、そこから先に立ち入ることができません。しかし勇気を出して踏み込んでみると、居住禁止区域になっていると思われるところに家を作って住んでいる人がいます。下水も浄水も電気もない溶岩の上では、雨水をためて、太陽光発電でエネルギーを自給しています。監視状態で怖くてカメラを向けることができませんでした。陽に照らされた黒々とした溶岩はとても熱く、まだ冷めていないかのようです。

最終的に溶岩は海で冷めて固まります。溶岩の行きついた先まで冒険しました。

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