København sketch

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デンマーク、コペンハーゲン港に佇むアンデルセン原作の「人魚姫」像。この像は、デンマークの世界的なビール会社「カールスバーグ」の二代目、カール・ヤコブセンが寄贈したものです。元々創業者であり父であるJ.C.ヤコブセンがアンデルセンと親しかったこと、カール自身がバレエ好きで、デンマーク王立劇場で上演された「人魚姫」に感銘を受けたことにより、彫刻家のエドヴァルド・エリクセンに制作を依頼したそうです。

モデルは「人魚姫」の主役で、デンマーク王立劇場のプリマドンナだった、エレン・プリース。ただ、エレンが裸体モデルを拒否したため頭部のみのモデルとなり、エドヴァルドの妻で、E・H・エリック、岡田眞澄兄弟の伯母にあたるエリーネ・エリクセンが、首から下のモデルをつとめたようです。

原作では腰から下は魚ですが、この像は二本足の足首の辺りまで人間と同じで、その先が魚のひれになっています。それは、モデルになったエリーネの脚があまりに美しく、鱗で覆うのがしのびなかったため…と言われています。

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