Piazza del Duomo, Pisa 

Architecture

ピサ大聖堂は、イタリア・トスカーナ州、ピサに位置する「ピサのドゥオモ広場」に建てられた、ロマネスク時代を代表する建築物の一つでです。ドゥオモ広場には大聖堂の他に、洗礼堂や墓所回廊、そして傾きで有名な鐘塔(通称:ピサの斜塔)があり、これら複数の建築物が集合体として全体的に統一された外観を呈していることから、通称「奇跡の広場」(Campo dei Miracoli)とも呼ばれています。

イタリアには、ローマ時代の建築の廃墟があちこちに残っており、そこから建築資材と様式上のヒントを得ていました。ロマネスク建築と呼ばれますが、ビザンチン様式の影響も受けていて、様々な様式が融合してできたのがロマネスク様式だと言えます。礎石造で大開口部を実現した「フライングバットレス」の発明以前の建物として、窓は穴であり、大きな開口部を持たないことが特徴の一つです。

プランは、バシリカ式と呼ばれる「十字架型平面形」で、4世紀に造られはじめた初期キリスト教会の形式を受け継いでいます。

単純な長方形を基礎とし、身廊と側廊を持ち、そこに直角に張り出す翼廊を加えて、十字架型を形づくるものである。ラテン十字形の平面形体に設計された大聖堂は、合理主義の傑作とも言われている。身廊は五廊式で翼廊は三廊式。交差部には楕円形のドームがあり、八角形のティーブリオに覆われている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%B5%E5%A4%A7%E8%81%96%E5%A0%82
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