Butterfly Stool 1954

Chair

柳宗理の略歴は、

1915年に東京に生まれる。東京美術学校(現・東京芸術大学)を卒業後。1942年に坂倉準三建築研究所に入社。1950年に財団法人柳工業デザイン研究所を設立する。その後バタフライスツールの原型をデザインし、それから数年間の研究開発を経て、1958年には、バタフライスツールがニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選定されている。1977年、父である柳宗悦氏の設立した日本民藝館の館長に就任。2002年には文化功労賞を受賞。

https://www.kagu-berry.com/kagu/tendo/isu3/

バタフライスツールは、蝶が羽を広げ飛んでいるかのようなフォルムがその名の由来となっています。また、正面からのフォルムが「天」という漢字や神社の鳥居を連想させ、いかにも日本的な情緒も持ち合わせている点も特徴です。

同一の成形合板を2枚左右に組み合わせ、1本の金属棒で連結するというシンプルな構造のこのスツールは、1956年発売以来、日本を代表するデザインとして、国内はもちろん、海外でも非常に高い評価を受けています。現在は、世界各国の著名な美術館に収蔵されており、ニューヨーク近代美術館(MOMA)や、パリのルーブル美術館ではパーマネントコレクション(永久所蔵品)として選定されています。

タイトルとURLをコピーしました