コペンハーゲン中央駅 1911

Architecture

コペンハーゲン中央駅は、集成材でつくられた美しい駅です。もとは「始発終着どん詰まり」型の駅でしたが、今は行き止まり式ではなく、一部通過式の駅舎になっています。

コペンハーゲン駅が木造なのは、軍事的な理由からでした。当時、この地域はコペンハーゲンの城壁の外にあり、原則として、軍事上の理由から開放された土地として維持されていました。そのため有事に陸軍は城壁の外の射撃場にある建物を焼き払うことができるように建築物の構造に制限を強いていました。つまり、要塞の外側のエリアに石積みの建物が許可されていなかったため、鉄道駅は木造で建てられなければなりませんでした。

コペンハーゲン中央駅

最初の鉄道駅は、1847年にRoskilde鉄道が利用する鉄道駅として木造で建設されました。その後、デンマークの鉄道路線網の拡充により、駅は直ぐに拡張する必要が出て、新しい駅はH. J. Herholdt設計により1864年に完成しました。当時の第二の駅は、単線のみで市外と結ばれていたため、すぐに拡張を余儀なくされ、1911年12月1日にHeinrich Wenck設計による現在の駅が完成しました。

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