吉村家具

Chair

吉村順三の時代は、家具も照明器具もデザインするのがあたりまえでした。吉村順三は建築と一緒に沢山の家具をデザインしています。この折りたたみ椅子もそのひとつで、木部は白く塗装され、アームは皮でできたディレクターチェアタイプの折りたたみ椅子です。

貫にスチールを使っていて、折りたたんだ時にそのスチールを磁石が捉えて固定します。吉村家具の展覧会でいろいろなタイプがあることを知りました。

折りたたむときの椅子の足元の写真です。前脚の後ろ側に丸いモノがマグネットです。たたむときには後脚は外側になりますがスチールの貫が左右の後脚を接続していてそこに、背と座の丁番も接続されています。ピタっとたたむと、マグネットがスチールの貫に吸着して、折りたたんだ形状を安定させます。

このタイプの吉村椅子の座と背はラダー状の合板で構成されていますが、ごくわずか曲面整形をしてある合板が使われています。

屋外が似合う椅子です。バルコニーで使っています。

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