Passive Design 考 日射遮蔽と通風促進

Architecture

沖縄で見たパッシブクーリングの手法は、オルゲーの生気候図のとおり、暑熱地域の暑さを和らげるためには、直射を避けて通風を図ることが必須です。沖縄の気候で育まれた土着建築から、数々のパッシブクーリング手法を学ぶことができます。

DESIGN WITH CLIMATE

影を落としながら、通風を阻害しないパーゴラでつくる中間領域は、熱気に包まれる外部空間とのバッファーゾーンにもなって内部空間を広くします。影を落としたい場所と遮りたい直射の方向を吟味して作られたパーゴラは沖縄建築のアマハシとあわせてその空間を特徴づけるものです。

花ブロックと呼ばれる様々な通風ブロックも日射を遮りながら通風をはかることのできるエレメントです。これらに植物を絡めて、植物の蒸散作用も利用しながら通風を図ることが好ましいと思いますが、好例をあまり見ることができませんでした。

ヘッジ状に緑の塊になるフクキ並木は、通り抜ける風もさわやかで快適です。

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