Tariasen West 1937~

Architecture

タリアセン及びタリアセン・ウエストはフランク・ロイド・ライトの自邸兼スタジオです。また学校のキャンパスとして使われていました。1911年からウィスコンシン州のスプリング・グリーンに建設が始められたタリアセンと、ウィスコンシン州の厳しい寒さを逃れるための「冬の家」として37年からアリゾナ州の砂漠のなかに建設されたタリアセン・ウエストの二つの拠点があります。

タリアセンとは、ライトが弟子たちとともに建設した設計工房および共同生活のための建築である。通常われわれがイメージする設計事務所とは異なり、ライトの事務所は「タリアセン・フェローシップ」と呼ばれる一種の建築塾というかたちで運営されており、1932年から自給自足の共同生活を営みながら、建築教育と実践を行なってきた。

https://hash-casa.com/2017/12/21/taliesinwest/

タリアセン・ウエストが完成してからは、ライトらは毎年2回キャラヴァンを組み、ウィスコンシン州とアリゾナ州の間の大移動を繰り返していました。

ライトの自邸であり、建築学校のキャンパスだったタリアセンは、そのものの建設および毎年のように行なわれた増改築は、タリアセン・フェローシップの手によってなされ、タリアセンは実験および作品発表の場ともなっていました。

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